わたしたちの想い

牡蠣についてあまり知識がなかった頃、私たちは全国四千余ある牡蠣の養殖場の中から、
数ある漁場を訪ね回ることから始まりました。
それは、真に美味しい牡蠣との出会いを求めての、途方もない旅でした。

海岸沿いを直走り、養殖場を見つけては門戸を叩きました。
はじめは話を聞くことさえできませんでしたが、回数を重ねる度にその距離は縮まっていきました。
開かれた世界は、牡蠣づくりに愚直に向き合う生産者さんたちの熱き思いだったのです。

海に抱かれて育つ牡蠣。ムダを取り除くことで、牡蠣はさらに大きく。
管理を行き届かせることで、さらに濃厚に。ていねいな処理を行うことで、さらに美味しく。
そして何より、生産者さんたちの愛情が牡蠣の味わいを決めることを知ったのでした。

生産者さんたちの思いに触れ、単に牡蠣を捌き、お客様に提供するだけではいけない。
「誰が・どんな場所で・どんな思いで育てているのか」をいっしょに伝えていくことが
私たちの使命だと実感しました。

生産者さんたちとは互いを信頼し合い、助け合い、共に磨き高め合う存在になりたい。
それはまるで家族のように親密で、かけがえのない関係を築き上げたい、そう心に誓ったのです。

そして、私たちは生産者さんたちとお客様との出会いを紡いでいく存在でありたいと思っています。
そこで生まれる出会いは、食だけでなく、実際に足を運んだり、
牡蠣好きが集まる場を提供したりすることかもしれません。

お客様が生産地を知り、生産者さんたちがお客様の声を聞く。
それは、「してあげる」ではなく、「いっしょにする」こと。
利益やメリットではなく、心から共感するからこそできること。
私たちは、そんなつなぎ手となりたいのです。

牡蠣から広がる世界が、牡蠣からつながる関係性が、笑顔とハッピーで満たされること。
それが、私たちが描く未来です。

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